塗装

塗装とは?

加工対象物の表面に塗料による被膜を形成する加工を総称して塗装と呼びますが、
一口に塗装といっても防錆性の向上・美観性の向上・薬品耐性の向上など様々な目的があり、
その目的に合わせて塗料や使用する器具、重ね塗りの回数や組み合わせなどを適切に選択する必要があります。

サンドブラスト室

エアレスガンによるジンクリッチペイント塗装作業の様子

塗装方法

弊社では以下の塗装方法に対応しており、塗料の種類や施工物の形状を考慮しながら
最適な塗装方法を選択しております。

・刷毛塗り
・スプレーガン塗装
・エアレス塗装
・エアラップ塗装
・専用機器によるパイプ内面塗装
・焼付塗装

塗装の効果

塗装を施すことにより以下の効果が得られます。

1.耐食性・防錆性能の向上
塗装被膜によって加工物を錆・腐食から守り耐久性を向上させます。
大抵の場合はこれが塗装の一番重要な目的となります。
2.美観性や視認性の維持・向上
加工物の最終的な利用目的に合った色の塗料を塗装することで、
設置環境の統一感を出したり、雰囲気を演出したり、危険個所の視認性を向上させたりします。
3.特殊な機能性の付加
機械設備や建材に特殊な塗料を塗布することで、
特定の薬品に対する耐食性を高めたり、静電気の発生を抑制したり、
摩擦力の向上による滑り止めなどの機能性を付加することができます。

施工例

お客様からご依頼頂いた塗装の施工例です。

工作機械の外装レストア(サンドブラスト処理 + 塗装)

塗装についてよくある質問

1.どの程度の大きさの物まで塗装できますか?
重さが5トン以内で、トラックで陸上輸送できるサイズの物であれば対応可能です。
5トンを超える重さの物は形状によって対応可否が分かれますのでご相談下さい。
上記の制限を超える物や動かせない物の場合は出張による現地施工も承りますが、
繁忙時には対応不可となります為、早めのご相談をお願い致します。
2.どのような形の物でも塗装できますか?
上記の制限内に収まる物であれば大抵の形状の物は塗装できますが、
クレーンでの吊り上げが難しい物など、稀に塗装ができない場合もございます。
特殊な形状の物は事前に図面などでご相談ください。
3.塗装対象物の材質に制限はありますか?
鋼鉄、ステンレス、アルミ、セラミック、石など、一般的な材質であれば大抵は塗装できますが、
表面が滑らかで塗料の密着性が弱い物については
下地処理としてブラスト加工と組み合わせることをお勧め致します。
4.○○という種類の塗料の塗装はできますか?
製缶品や建築材料、機械設備、自動車の外装に一般的に用いられる塗料であれば
大抵は対応できますが、特殊な塗料を使用したい場合・色番号の指定がある場合・
使用する塗料の製品名の指定がある場合(特に海外製の塗料の場合)などは
塗料や機器の手配にお時間を頂く場合がございますのでなるべくお早めににご相談ください。
5.塗装の前には必ずブラスト加工をする必要があるのでしょうか?
長期間使用する機械設備や建材、屋外で利用する構造物などは
耐久性の観点から塗装の前にブラスト加工を行うことをお勧めいたしますが、
短期間しか使用しない物や既に表面がきれいな状態になっている物など、
場合によってはブラスト処理が不要な場合もございます。
お悩みの場合は加工物の状態や利用環境をお知らせ頂ければアドバイスをさせて頂きます。
6.価格・納期はどれくらいかかりますか?
塗装面積だけでなく加工物の形状や重さ、マスキング箇所の数などの条件によって
作業工程が大きく変わりますので、価格・納期を一律にお答えすることができません。
FAX・お電話もしくはお問い合わせフォームから図面と加工条件をお知らせ頂ければ
個別にお見積りをさせて頂きます。